ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領は月曜日、同国と米国が貿易協定に達すると自信を表明した。ドナルド・トランプ米大統領も交渉の可能性を示唆した。
この声明は、両首脳がマレーシアの首都クアラルンプールでの地域首脳会議に合わせて会談を行った翌日に発表され、ルーラ氏は「非常に良い会談」だったと述べた。
マレーシアを出国して日本に向かったトランプ大統領も、先週の日曜日にルラ氏と「良い会談」ができたと述べた。
トランプ大統領は東京に向かうエアフォースワンの中で記者団に対し、「何が起こるか見てみよう」と語った。 「彼らは取引をしたいのです。」
トランプ大統領は以前、投獄されたブラジル前大統領への寛大な処遇を促すために制定した対ブラジル関税を引き下げる可能性があると述べていた。
トランプ大統領はルーラ氏との会談後、「両国にとって良い合意が得られるはずだと思う」と述べた。
ルーラ氏によると、トランプ氏は米国の関税引き上げに対する自身の主張をまとめた書面をトランプ大統領に提示したが、ルーラ氏は行動を起こす権利があることを認め、それが「誤った情報」に基づいていると述べた。
ルラ氏によると、トランプ大統領は関税引き上げの停止には確約せず、協議中にいかなる条件も提示しなかった。
トランプ政権は前回の10%の関税引き上げに続き、7月にブラジル製品に40%の関税を課した。米国はブラジルの政策とボルソナロ前大統領の刑事訴追は経済的緊急事態に相当すると主張し、関税を正当化した。
ボルソナロ氏は最近、2022年の再選を目指して敗北した後、クーデター未遂の罪で有罪判決を受け、ブラジル最高裁判所は同氏に約27年の懲役刑を言い渡した。
ルーラ氏はトランプ大統領に対し、ブラジルは米国が貿易黒字を維持している先進国および新興市場国20カ国の一つであることを改めて思い出させたと述べた。国勢調査局によると、米国は昨年、ブラジルに対して68億ドルの貿易黒字を計上した。
同氏はまた、ボルソナロ氏は公正な裁判を受けており、同氏の件は通商交渉で考慮されるべきではないと指摘した。
「ボルソナロは今やブラジルの歴史の過去の一部となった。」
ルーラ氏はまた、米国が世界最大の軍艦を同国に派遣した後、ニコラス・マドゥロ大統領が米国に対して戦争を吹聴していると非難したベネズエラ危機の調停にも協力を申し出た。
先週の月曜日に80歳の誕生日を迎えたルーラ氏は、人生の絶頂期にあると感じており、120歳まで生きたいと語った。同氏は、中南米との通商関係の深化を望むマレーシア大統領の招待で、東南アジア諸国連合が開催する年次首脳会議に出席するためクアラルンプールを訪れていた。
79歳のトランプ大統領はエアフォースワンの機内でルーラさんの誕生日を祝い、ブラジル大統領を「とても活発な人」と評した。
トランプ大統領は「とても感動した」と語った。
___
マレーシア、クアラルンプール在住のAP通信記者クリストファー・メジェリアン氏がこの報告書に寄稿した。


